ホームページやLPを公開して、しばらくたったころ。「営業時間が変わったので直したい」「スマホで見たら、ここの表示がおかしい」といった、小さな修正が出てくるのはよくあることです。
いざ頼もうとすると、「どう書けば伝わるんだろう」「こんな小さなことで連絡していいのかな」「お金はかかるのかな」と、手が止まってしまう方も多いと思います。
この記事では、公開後のサイトの修正を制作会社や制作者にお願いするときの伝え方を、そのまま使えるメール例文つきでまとめます。
修正のお願いで、いちばん大事なのは「場所」
公開後の修正で、制作者がまず困るのは「どこの話なのか分からない」ことです。
たとえば「トップページの下のほうの文章を直してください」と言われても、下のほうに文章が何か所もあると、どれのことかを確かめるところから始まります。似たページがいくつもあるサイトなら、なおさらです。
そこで、修正をお願いするときは、次の3つをそろえて伝えるのがおすすめです。
- どのページか:ページのURL(ブラウザの上に出ているアドレス)をそのまま貼る
- どこを:見出しの名前や、その近くの文章を書き写す。画面のスクリーンショットがあれば、なお分かりやすい
- どう直したいか:「〇〇を△△に変える」と、直したあとの言葉までそのまま書く
この3つがそろっていれば、たいていの修正は1回のやり取りで伝わります。
あいまいな指示は、お互いの手間を増やす
これまで100件以上の制作に関わってきた中で、修正の指示があいまいで、何度も直すことになったことがありました。
指示があいまいだと、作る側は「たぶんここのことだろう」と考えて直すしかありません。それが違っていれば、確認と直しをもう一度くり返すことになります。依頼する側も、そのたびに確認の手間がかかります。
最初に少しだけ時間をかけて「場所」と「直したあとの言葉」を書いておくほうが、結果的に早く終わることが多いと思います。
表示がおかしいときは「どこで見たか」も添える
「スマホで見たら文字が重なっている」「ボタンが押せない」といった表示の不具合を伝えるときは、場所に加えてどの端末・どのブラウザで見たかも書いてもらえると助かります。
というのも、Safariだけで表示が崩れることや、AndroidのChromeだけで表示が崩れることが、実際にあるからです。制作者が自分の環境で見ても問題がなく、「こちらでは再現しません」となってしまうこともありえます。
添えておくと良いのは、次のような情報です。
- 端末(iPhone、Androidのスマホ、パソコンなど)
- ブラウザ(Safari、Chrome など。分からなければ「LINEの中で開いた」なども手がかりになります)
- 画面のスクリーンショット
くわしい機種名やバージョンまで分からなくても大丈夫です。分かる範囲で書いておくだけで、原因を探す時間がぐっと短くなります。
費用がかかるかは、先に聞いてよい
公開後の修正に費用がかかるかどうかは、契約の内容によって違います。保守契約(公開後の管理や修正を月額などで任せる契約)を結んでいれば、その範囲内で対応してもらえることがあります。結んでいなければ、修正のたびに費用がかかる「都度依頼」になるのが一般的です。
どちらになるかは会社によって違うので、迷ったら作業に入ってもらう前に聞いておくのが安心です。「小さな修正なのに、お金の話をするのは気が引ける」と感じるかもしれませんが、先に確かめておくほうが、あとで「思っていたのと違った」となりにくくなります。
保守契約で頼めることの例は、サイト公開後の保守・運用は必要?や、サイトの更新は自分でできる?頼む範囲の決め方でも紹介しています。契約の内容について判断に迷うときは、契約書を確認したうえで、必要に応じて専門家に相談してください。
そのまま使える修正依頼の例文
ここからは、よくある場面ごとの例文です。〔 〕の部分を、ご自分の内容に置きかえて使ってください。
例文① 文章や情報を差し替えたいとき
件名:サイトの文言修正のお願い(〔会社名〕) 〔担当者名〕様 いつもお世話になっております。〔会社名〕の〔名前〕です。 公開中のサイトについて、文言の修正をお願いしたくご連絡しました。 ■ページ 〔ページのURL〕 ■場所 「〔見出しの名前〕」の下にある、 「〔今の文章を書き写す〕」の部分です。 ■修正内容 「〔今の文章〕」→「〔直したあとの文章〕」 〔〇月〇日〕から内容が変わるため、 それまでに反映いただけると助かります。 お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント:「いつまでに直したいか」と、その理由を一言添えると、制作者も優先順位をつけやすくなります。
例文② 表示がおかしいことを伝えたいとき
件名:スマホでの表示について確認のお願い(〔会社名〕) 〔担当者名〕様 お世話になっております。〔会社名〕の〔名前〕です。 サイトをスマホで見たところ、表示が気になる部分がありました。 ■ページ 〔ページのURL〕 ■気になった点 「〔見出しの名前〕」のあたりで、文字と画像が重なって見えます。 (スクリーンショットを添付します) ■見た環境 iPhone/Safari ※パソコンでは問題なく表示されています。 お手すきの際に、ご確認いただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします。
ポイント:「パソコンでは問題ない」のように、問題が起きない環境も書いておくと、原因をしぼりこみやすくなります。
例文③ 費用と日程を先に確かめたいとき
件名:サイト修正の費用と日程について(〔会社名〕) 〔担当者名〕様 お世話になっております。〔会社名〕の〔名前〕です。 公開中のサイトで、次の修正をお願いしたいと考えています。 ・〔修正したい内容1〕 ・〔修正したい内容2〕 作業に入っていただく前に、 ・費用がかかるかどうか(かかる場合はおおよその金額) ・反映までにかかる日数の目安 を教えていただけますでしょうか。 内容を確認のうえ、正式にお願いさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
ポイント:「確認してから正式にお願いする」と書いておくと、見積もりを聞いただけで作業が始まってしまう行き違いを防げます。
例文④ 急いで直してほしいとき
件名:【至急】電話番号の誤りについて(〔会社名〕) 〔担当者名〕様 お世話になっております。〔会社名〕の〔名前〕です。 公開中のサイトで、電話番号に誤りが見つかりました。 お客様からの連絡に関わるため、急ぎでご対応いただけないでしょうか。 ■ページ 〔ページのURL〕(ページ下部の「お問い合わせ」の部分) ■修正内容 誤)〔間違っている番号〕 正)〔正しい番号〕 本日中の反映が難しい場合は、目安だけでも教えていただけると助かります。 よろしくお願いいたします。
ポイント:「至急」は、本当に急ぐときだけに使うのがおすすめです。なぜ急ぐのか(お客様からの連絡に関わる、など)を書くと、相手も状況をつかみやすくなります。
「直りました」と言われたら、公開中のサイトで確かめる
修正が終わったと連絡が来たら、公開中のサイトを自分の目で見て、直っているかを確かめるのがおすすめです。
ある案件で、取り込んでもらった変更のうち1件が、公開用とは別の場所に入っていて、公開中のサイトには反映されていなかったことがありました。確認してお伝えし、取り込み直してもらって反映されたあと、公開中のサイトで動きを確かめました。
作業した側が「直した」と思っていても、こういうことは起こりえます。確かめるときは、次の点に気をつけると見落としが減ります。
- お願いしたときと同じ端末・同じブラウザで見る
- 古い表示が残っていることがあるので、ページを再読み込みしてから見る
- 直っていなかったら、例文②のように「どこで・どう見えたか」を添えて、もう一度伝える
公開前の確認の進め方は、公開前の確認を頼まれたら:テストサイトの見方と修正依頼の例文でまとめています。
返事が来ないときは
修正をお願いしたのに返事がないときは、数日おいてから、前のメールを引用して確認の連絡を入れるのが一般的です。催促の書き方は、制作会社から返事が来ない:催促の伝え方とメール例文で紹介しています。
何度連絡してもつながらない場合は、ほかの会社に引き継ぐことも考えられます。その場合の進め方は、ホームページの制作会社を変えたいが参考になります。
まとめ
公開後の修正をお願いするときは、次のことを押さえておくと、やり取りが短く済みます。
- ページのURL・場所・直したあとの言葉の3つをそろえる
- 表示の不具合は、端末・ブラウザ・スクリーンショットを添える
- 費用と日程は、作業に入ってもらう前に聞いてよい
- 「直りました」と言われたら、公開中のサイトで確かめる
小さな修正でも、伝え方が整っていると、作る側はとても助かります。「こんなこと聞いていいのかな」と思うことも、遠慮なく聞いてもらえたらうれしいです。
Sea Soundでは、制作者本人が直接やり取りをします。公開後の修正の頼み方に迷っている方も、無料相談からお気軽にどうぞ。