LPを作るとき、よく出てくる疑問が「どれくらいの長さにすればいいのか」です。短くまとめた方がいいのか、しっかり長く書いた方がいいのか。ネットには両方の意見があって、迷ってしまいます。
結論から言うと、長さそのものに正解はありません。大事なのは「必要な情報が、迷わず・過不足なく並んでいるか」。長い・短いではなく、中身で判断します。
短すぎても、長すぎても離脱する
まず、両極端の問題を知っておきましょう。
短すぎるLPは、判断材料が足りません。「良さそうだけど、料金は?実績は?本当に大丈夫?」——疑問が残ったまま、不安で離脱されます。
長すぎるLPは、同じことの繰り返しや、余計な情報で冗長になりがちです。読む人は途中で飽きて、これも離脱につながります。
つまり、「行動を決めるのに必要な情報が、ちょうど過不足なくある」状態がベスト。それが結果として適切な長さになります。
目安:セクション数で考える
「で、結局どれくらい?」——文字数で考えるより、セクション(かたまり)の数で考えるほうが実用的です。
| 商材のタイプ | セクション数の目安 | 例 |
|---|---|---|
| 安価・分かりやすい | 5〜8 | 単発サービス、イベント申込 |
| 中程度の検討が必要 | 8〜12 | 教室、サロン、店舗集客 |
| 高額・慎重に比較される | 12〜18 | 制作、コンサル、住宅、士業 |
これは目安であって、規則ではありません。同じ業種でも、相手がどれだけ慎重に比較するかで変わります。「セクションが多いから削る」ではなく、必要なものが入っているかで判断してください。
ほぼ必ず必要になる要素
長さを決める前に、何が入るべきかを確認しましょう。高額商材の場合、次のあたりが必要になります。
- ファーストビュー:誰の何を解決するか(ファーストビューで決まる)
- 共感・課題提示:「まさに自分だ」と思ってもらう
- 解決策:何をしてくれるのか
- 選ばれる理由:他と何が違うのか
- 実績・お客様の声:本当かどうかの裏付け
- 料金:目安だけでも示す
- 進め方の流れ:頼んだあと何が起きるか
- よくある質問:最後の不安を消す
- 行動導線:問い合わせ・申込
安価な商材なら、このうち4・5・7あたりを簡略化できます。逆に高額なら、それぞれを厚くする必要があります。
長さより「順番」が大事
実は、長さ以上に効くのが情報を並べる順番です。人は次のような流れで気持ちが動きます。
- 興味:自分に関係ある、と気づく
- 理解:何をしてくれるのか分かる
- 信頼:この人なら大丈夫、と思える
- 行動:問い合わせる・申し込む
この順番に沿って要素が並んでいれば、多少長くても最後まで読まれます。逆に、順番がバラバラだと、短くても伝わりません。必要な要素が、気持ちの流れに沿って並んでいるかを確認しましょう。
スマホでは、体感の長さが変わる
同じLPでも、スマホで見ると縦に長く伸びます。パソコンで横に並んでいた要素が、縦一列になるためです。
パソコンでちょうど良く見えても、スマホでは「延々スクロールさせられる」印象になることがあります。必ずスマホで通して確認してください(スマホで見やすいLPにする)。
長さが気になる場合、削るより先に読みやすさで解決できることもあります。
- 見出しで区切って、拾い読みできるようにする
- 長い段落を分ける
- 箇条書きや表にまとめる
人は上から順に読まず、見出しを拾って判断します。同じ情報量でも、整理されていれば長さは気になりません(Webの文章は読まれない前提で書く)。
途中にも行動導線を置く
長いLPで見落とされがちなのが、最後にしかボタンがないことです。
読んでいる途中で「もういいや、頼もう」と決まる人もいます。その瞬間にボタンが近くになければ、探す手間で気持ちが冷めます。ある程度の間隔で行動導線を挟むのが基本です(クリックされるCTAの作り方)。
削る基準:ゴールに関係ないものは省く
長さを迷ったときの判断基準はシンプルです。そのLPのゴール(=してほしい行動)に関係ない情報は、思い切って削る。
1つのLPには、1つのゴールだけ。関係ない情報を足すほど、伝えたいことがぼやけます。「これは今回の目的に必要か?」を一つずつ問いかけると、自然と過不足のない長さになります。
削る候補になりやすいもの
- 会社の沿革や、相手に関係のない自己紹介
- 同じことを言い換えただけの繰り返し
- 今回のゴールと関係ないサービスの案内
- 専門的すぎて相手が判断に使えない説明
まとめ
LPの長さに、決まった正解はありません。行動に必要な情報が、迷わず・過不足なく、正しい順番で並んでいるか——これが基準です。
目安としては安価なら5〜8、高額なら12〜18セクション。ただし数を合わせにいくのではなく、「必要な要素がそろっているか」「順番は合っているか」「余計なものはないか」で見直してみてください。
Sea Soundで制作するLPでは、商材と目的に合わせて、過不足のない情報量と順番で構成します。ご相談は無料相談から。