Web制作を依頼しようとしたとき、意外な壁になるのがこれです。
「文章は、自分で書くんですか?」
デザインは頼めるとして、中身の文章はどうなるのか。書くのが苦手だから踏み出せない——そういう方は少なくありません。
結論から言うと、全部を自分で書く必要はありません。分担のパターンを整理します。
原稿の分担には3つのパターンがある
制作会社やフリーランスによって、対応範囲は大きく違います。
① 原稿はすべてお客様が用意する
制作側はデザインと実装だけを担当し、文章は完成品を渡す形です。
料金は抑えられますが、「何をどう書けばいいか」で止まりやすいのが実際のところです。文章が集まらず、公開が何ヶ月も遅れるケースはよくあります。
② ヒアリングをもとに制作側が書く
打ち合わせで話した内容を、制作側が文章に起こす形です。お客様は確認と修正だけ。
手間は一番少なく、伝わる構成にもなりやすいですが、その分費用は上がります。
③ 素材をもらって、制作側が整える
実務で多いのがこれです。お客様が箇条書きやメモで情報を出し、制作側が読みやすく整える。
「完璧な文章」を求められないので負担が軽く、内容の正確さも保てます。バランスの取れた進め方と言えます。
どこまでやってもらえるかは、必ず確認する
ここが見積もりの落とし穴になりやすいところです。
見積書に「原稿作成」の記載がないと、①のパターン(自分で全部書く)を前提にしていることがあります。あとから「文章はご用意ください」と言われて慌てないよう、依頼前にこう聞いておきましょう。
- 「原稿はどこまでお願いできますか?」
- 「メモ程度の情報でも形にしてもらえますか?」
- 「文章の修正は何回まで対応してもらえますか?」
見積もりを比べるときも、この範囲が揃っていないと金額の比較になりません(見積もりの比べ方)。
文章が書けなくても、情報は持っている
「書くのが苦手」という方でも、話すことはできるはずです。
- どんなお客様が多いか
- よく聞かれる質問は何か
- 他社と違う点はどこか
- 実際に喜ばれたことは何か
これらはあなたにしか答えられない情報で、そのままサイトの中身になります。文章力の問題ではなく、情報を持っているかどうかが本質です。
制作側の仕事は、その情報を引き出して形にすることです。整った文章を用意することが依頼の条件ではありません。
用意するとき、こう出すと早い
ご自身で情報を出す場合、次の形だと進みが早くなります。
- 箇条書きでいい:文章にしなくて構いません
- お客様に説明するつもりで書く:社内用語は避ける
- 実際に言われた言葉をそのまま:お客様の声は宝です
- 足りない部分は「分からない」と書く:そこを相談すればいい
うまくまとめようとするほど手が止まります。雑でいいから出すほうが、結果的に早く進みます(依頼前に準備しておくもの)。
AIに書かせるのはどうか
最近は文章生成を使う方もいます。たたき台として使うのは有効です。
ただし、そのまま載せるのはおすすめしません。どこかで見たような、当たり障りのない文章になりがちで、他社と差がつかなくなります。
あなたの実体験や、実際にお客様から言われた言葉——そこにしかない情報が、選ばれる理由になります。生成した文章は骨組みとして使い、中身はご自身の言葉で埋めるのが良い使い方です。
まとめ
原稿の分担には「全部自分で」「全部お任せ」「素材を出して整えてもらう」の3パターンがあり、実務では3つ目が現実的です。
大事なのは依頼前に範囲を確認しておくこと。そして、文章が書けないことは依頼を止める理由になりません。あなたが持っている情報こそが、サイトの価値になります。
Sea Soundでは、ヒアリングでお聞きした内容をもとに原稿を整える形にも対応しています。「何を書けばいいか分からない」段階でも、無料相談からお気軽にどうぞ。