問い合わせフォームを設置すると、しばらくして営業メールや意味不明なスパムが届くようになります。「SEO対策しませんか」「サイト制作いたします」——見覚えのある方も多いはずです。
うんざりしてフォームを外してしまう方もいますが、それは本末転倒です。本物の問い合わせまで受け取れなくなります。
原因と、現実的な対策を整理します。
なぜ届くのか
主に2つの経路があります。
① メールアドレスが自動収集されている
サイトにメールアドレスを直接書いていると、それを自動で集めて回るプログラムに拾われます。一度リストに載ると、営業メールが継続的に届くようになります。
② フォームに自動で投稿されている
フォーム自体に、機械が自動で送信してくるパターンです。人が手作業で送っているわけではないので、大量に届くこともあります。
いずれもあなたのサイトが狙われたわけではなく、機械的に無差別で行われています。気に病む必要はありません。
現実的な対策
① メールアドレスをサイトに直書きしない
これが一番効きます。連絡先はフォームに集約し、ページ上にアドレスをそのまま載せないようにします。
どうしても載せたい場合は、画像にする方法もありますが、コピーできず不便なうえ、読み上げソフトを使う人にも届きません。基本はフォーム経由が無難です。
② フォームにスパム対策機能を入れる
自動投稿を減らす仕組みを組み込みます。「私はロボットではありません」の確認や、機械にだけ見える隠し項目を使う方法などがあります。
制作を依頼するときは、「スパム対策は入っていますか」と確認しておくとよいでしょう。多くの場合、標準で対応できます。
③ 受信側でフィルタする
完全にゼロにはできないので、届いた側で振り分けるのも現実的です。特定の文言を含むメールを自動で別フォルダに送る設定をしておくと、目に入る数が減ります。
④ 通知の設計を見直す
問い合わせが来たときの通知を工夫すると、大事な連絡だけに気づけるようになります。スパムに埋もれて本物を見逃すのが、いちばん避けたい事態です。
やりすぎ注意:本物を弾かないこと
ここが最も大事です。対策を強めるほど、本物の問い合わせも減ります。
- 認証のステップが多すぎる
- 入力項目を増やして「機械には無理」にする
- 送信前の確認を何度も挟む
こうした対策は確かにスパムを減らしますが、本気で問い合わせようとした人も面倒がって離脱します。フォームは「送りやすさ」が命です(問い合わせフォームで離脱させない7つのコツ)。
多少のスパムは受け入れて、送りやすさを優先する——これが基本的な考え方です。
営業メールは、無視していい
届いた営業メールに、律儀に返信する必要はありません。返信すると「生きているアドレス」と判断され、かえって増えることもあります。
読まずに削除、で問題ありません。
まとめ
フォームへのスパムは、機械的に無差別で送られているもので、避けきることはできません。メールアドレスを直書きせず、スパム対策機能を入れ、受信側でフィルタする——この程度で十分です。
そして何より、対策のしすぎで本物の問い合わせを逃さないこと。多少の迷惑メールより、1件の本物の問い合わせのほうがずっと価値があります。
Sea Soundで制作するLPでは、スパム対策と送りやすさのバランスをとったフォームを設計します。ご相談は無料相談からどうぞ。