サイトを作り直すと決めたとき、見た目や内容に意識が向きがちです。でも本当に注意すべきなのは、これまで積み上げてきたものを失わないこと。
作り直したあとに「検索から人が来なくなった」——これは実際によく起こります。防ぐための確認事項を整理します。
一番のリスクは「URLが変わること」
作り直しでURLの構成が変わると、古いURLは存在しなくなります。すると何が起きるか。
- 検索結果に残っている古いURLをクリックした人が、エラーページに着く
- 他サイトやSNSに貼られたリンクがすべて切れる
- そのページが積み上げてきた検索の評価がリセットされる
つまりゼロからやり直しに近い状態になります。これが、リニューアルで最も多い失敗です。
対策:転送(リダイレクト)を設定する
URLが変わる場合は、古いURLから新しいURLへ自動で転送する設定をします。「301リダイレクト」と呼ばれるものです。
これを入れておくと、
- 古いリンクを踏んだ人も、新しいページに自動で着く
- 検索の評価も、新しいURLに引き継がれる
制作を依頼する場合は、「URLが変わるかどうか」「変わるなら転送設定は含まれるか」を必ず確認しましょう。専門的な部分なので、依頼側から聞かないと話題に出ないこともあります。
そもそもURLを変えないという選択
もっと確実なのは、できるだけURLを変えないことです。中身を作り直しても、URLさえ同じなら評価はそのまま引き継がれます。
デザインや構成を刷新しても、ページの住所は据え置く——これが一番安全です。
ドメインは変えないほうがいい
ドメイン(例:会社名.jp)そのものを変えるのは、影響がさらに大きくなります。屋号変更などの事情がなければ、ドメインは維持するのが基本です。
独自ドメインは、時間をかけて信頼が積み上がる資産です(独自ドメインは必要?)。手放すと、その積み上げも失います。
計測ツールの引き継ぎ
意外と忘れられるのがこれです。
- アクセス解析(GA4)のタグ:新サイトに入れ忘れると、その間のデータが取れません
- Search Consoleの設定:確認用のタグを消してしまうと、認証が外れることがあります
作り直し前に、今どんなツールが入っているかを控えておくと安心です。
公開前後に確認したいこと
- 主要ページが正しく表示されるか(スマホでも)
- フォームが届くか(テスト送信を必ず)
- 古いURLがきちんと転送されるか
- アクセス解析が動いているか
とくにフォームのテスト送信は必須です。作り直し後に「問い合わせが来ない」と思っていたら、実はフォームが壊れていた——という事故は珍しくありません。
まとめ
作り直しで失いやすいのは、URLに紐づいた検索の評価です。できればURLは変えない、変えるなら転送設定を必ず入れる。ドメインは維持し、計測ツールの引き継ぎと公開後の動作確認も忘れずに。見た目を新しくして、積み上げたものは引き継ぐ——これが理想的なリニューアルです。
Sea Soundでは、リニューアル時のURL設計や転送設定、計測の引き継ぎまで含めて対応します。ご相談は無料相談からどうぞ。