問い合わせフォームには、名前・メールアドレス・相談内容といった個人情報を入力してもらいます。送る側からすると、これは意外とハードルの高い行為です。「何に使われるんだろう」「変なメールが来ないかな」——この小さな不安が、そのまま離脱につながります。
逆に言えば、安心して送れる状態を整えるだけで、問い合わせは増えます。今回は、そのためにやっておきたい工夫を紹介します。
なお、この記事は安心してもらうための一般的な工夫の話です。業種や扱う情報によって守るべき法的な要件は変わるので、心配な場合は専門家に確認してください。
送る人は、こんな不安を抱えている
まず、相手の気持ちを想像してみましょう。フォームを前にした人は、こんなことを考えています。
- この情報、何に使われるの?
- しつこく営業されたりしない?
- 入力した内容はちゃんと守られる?
これらに先回りして答えておくと、不安が消えて、最後のひと押しになります。
やっておきたい5つの工夫
① 何に使うかを、ひとこと書く
いちばん簡単で効果的なのがこれです。フォームの近くに「いただいた情報は、お問い合わせ対応のためだけに使用します」のような一文を添える。使い道がはっきりするだけで、安心感がまるで違います。
② 個人情報の扱い方針を用意する
もう少し丁寧にするなら、個人情報をどう扱うかをまとめたページを用意し、フォームの近くからリンクしておきます。「きちんとしている事業者だ」という印象につながります。
③ 暗号化された通信(https)で送ってもらう
入力内容が第三者に盗み見られないよう、サイトが常時SSL(https)に対応していることは前提です。鍵マークが出ていないサイトのフォームに、個人情報を入れたい人はいません。
④ 入力項目は、必要な分だけにする
あれもこれもと項目を増やすと、「そんなに教えたくない」と身構えられます。最初の問い合わせに本当に必要なのは、たいてい名前・連絡先・相談内容くらい。項目は少ないほど送ってもらいやすいと考えましょう。
⑤ 送信後すぐに「受け付けました」と返す
送信した直後に自動返信で受付確認が届くと、「ちゃんと届いた」「怪しい相手じゃない」と安心してもらえます。無反応だと、相手は不安なまま待つことになります。
「安心」は、そのまま信頼になる
これらの工夫は、単に不安を消すだけではありません。細やかな配慮そのものが、事業者としての信頼になります。個人情報をぞんざいに扱わない姿勢は、そのまま「仕事も丁寧そうだ」という印象につながるのです。
特に、まだあなたのことをよく知らない人にとっては、こうした小さな安心材料の積み重ねが、問い合わせるかどうかの分かれ目になります。
まとめ
問い合わせフォームは、相手に個人情報という大切なものを預けてもらう場所です。使い道を明記し、扱い方針を示し、https化し、項目を絞り、受付確認を返す——この5つで、送る側の不安は大きく減ります。安心して送れるフォームは、それだけで問い合わせを増やしてくれます。
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